円安「あらゆる選択肢排除せず」 鈴木財務相
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注目のコメント
「あらゆる選択肢」が単なる介入ではない可能性を念頭に置く必要があります。具体的には、介入と日銀利上げのセットです。それなりのインパクトは発揮するとみられます。例えば、2022年9月の財務省・日銀の介入では最大瞬間風速ですが約6円のドル円急落をみました。もっとも、日本の実質金利がマイナスにある限り、円の弱点は残りますから、それを以て円高トレンドに転換するわけでもないでしょう。実際、2022年の介入時よりも今の方が円安です。
変動の速度も然ることながら、日本の物価が外国人にとって極端に安くなり、日本人にとって外国の物価が極端に高くなる現象が生まれています。円の価値の毀損があまりにも行き過ぎて、水準そのものが問題です。とはいうものの、政策を形の上で広範に見直したとはいえ、日銀が円の毀損策を続けている以上、政府による為替介入の効果はたぶん限られます。
オオカミ少年の寓話じゃないですが、口先介入ばかりで動かないことを繰り返すと、本当に必要な時に効かなくなりませんか・・・ そろそろそんな兆候が表れ始めているように感じないでもありません。(・・;ウーン