【解説】不気味な1兆円企業「トランプメディア」って何だ？
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トランプ氏は、カードゲームを売ったり、スニーカーを売ったり、聖書を売ったり、商売人らしくはありますが、あまりヒット商品を出したことがありません。
ただ政治献金を出せというよりは、物を売って稼ぐ方が、政治資金のつくり方としても好意的に見る層もあるでしょう。
トランプ氏の売り物の中でも、ソーシャル・メディア「トゥルース・ソーシャル」は、最大のヒット商品でしょう。
3月25日にナスダック市場に上場されるや、
3月27日には株価は上場来最高値を記録、時価総額は84億ドルに達しました。
以後、同社の株価は下落を続け、時価総額も46億ドル程度まで下がっています。
XことTwitter社でも時価総額は36億ドルですから、ユーザー数500万人の「トゥルース・ソーシャル」だと46億ドルでも高すぎです。
今後の成長に期待、というところなのでしょうが、結局この会社はトランプ銘柄で、運営を続けられれば、トランプ氏が当選しさえすれば、その瞬間は値上がりするでしょう。
Trump's Truth Social loses $4 billion in value in one week, while revealing wider loss
https://www.cbsnews.com/news/trump-truth-social-djt-stock-down-losses-revenue-going-concern/ealingトゥルースソーシャルなのか、フェイクソーシャルなのか。トランプさんの煽動に使われるメディアに殺到する個人投資家たち。推し活のようなものですね。個人投資家は最終的に痛い目にあいそうです。
もし、テイラー・スウィフトがソーシャルメディアを立ち上げれば、トランプメディアの比ではありません。どれだけの騒ぎになるでしょう。先週26日に米ナスダック市場に上場し、一時は株価が59％高になるという華々しいデビューを飾った「トランプメディア」。1日の市場では急落していますが、それでも年初来では大幅高で、依然多くの個人投資家をひきつけています。トランプ元大統領が株式の60パーセントを保有する、この「不気味な」会社について知っておきたいことを、NYT紙が一問一答形式で解説します。
