(ブルームバーグ): 対話型人工知能(AI)「ChatGPT(チャットGPT)」を手掛ける米オープンAIは今月、東京オフィスを開設する。事情に詳しい関係者が明らかにした。同社にとってアジア初の拠点となり、日本語サービスの強化を進める。

本社を米カリフォルニア州のサンフランシスコに構える同社は、昨年6月には英国ロンドンに米国外で初のオフィスを開設、9月にはアイルランドのダブリンにも拠点を設立した。

日常業務における生成AIの活用が日本でも広がる中、NTTやソフトバンクは日本語に最適化したAIの開発を進めている。オープンAIは東京オフィスの開設を通じて日本語サービスを拡充する。

同社のサム・アルトマン最高経営責任者(CEO)は昨年4月に来日した際、日本オフィスの開設と日本語サービスの拡充を検討していることを明らかにしていた。

オープンAIはチャットGPTを22年に11月に発表し、AIブームをひき起こした。少なくとも1000億ドル(約15兆円)の評価額で資金調達の交渉に入っていると、ブルームバーグは12月に報じていた。

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