2024/3/30

【仕事術】令和の今こそ「昭和的価値観」で逆張りせよ

NewsPicks編集部
コロナ禍も明け、会食のシーンが増えてきた。
一方、会食のセッティングに、苦手意識を持つ人も少なくないのではないか。
細かい気遣いをせねばならず、堅苦しさを感じる──というのが、多くの人のホンネだろう。
だが、話題書『ビジネス会食 完全攻略マニュアル』著者のyuuu氏は、「会食は、キャリアや仕事を好転させる絶好のチャンスだ」と語る。
著者自身、新卒で入った大手広告代理店で、最大月28回の会食を経験。
その際、会食のセッティングを「極めた」ことで、社内外の信用を得ることができ、若手ながらに大きな仕事を任せてもらえるようになったのだという。
今回の「今週の1冊」では、「会食」の持つ価値を正面から見つめ、会食を成功に導くメソッドを明らかにしていく。
INDEX
  • なぜ我々は会食が苦手なのか
  • 「想像力」と「確固たる意思」を持て
  • 個人の「熱」でビジネスは動く
  • 「昭和的価値観」で逆張りせよ

なぜ我々は会食が苦手なのか

── 会食のセッティングに、なんとなく苦手意識を持つ人は多い気がします。
会食のセッティングというと、「雑務」や「やらされ仕事」といったイメージがあるのだと思います。
「なんのために会食をするのか」も知らされないまま、上司から「じゃあ段取りよろしく」と丸投げされる。
誰からもアドバイスをもらえず、それでも頑張ってセッティングしたところ「なんか、仕切りが悪いね」と一蹴されてしまう……。
こうした経験を経て、会食のセッティングはめんどくさい、「ソン」な役回りだと感じている人が、少なくないようです。