地銀トップ横浜銀行からひも解く地方銀行の未来
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注目のコメント
こうやってしっかり調査することは、絶対将来に繋がる!歴史や定義から調査していて、素晴らしい~
惜しむらくは銀行で一番基礎的だがキーの、預貸比率が触れられていないところ。ネット銀行との比較でもここは重要。ネット銀行のコストは記事にあるように安いのだが、今でも昔からの銀行が強い理由は、ネット銀行の多くは運用先が十分になく、利ざやを稼げなかったこと(日本に限らず世界中での現象)。ただ住信SBIの住宅ローンはIR資料見ていると結構順調に伸びている。あと、スルガ銀行は独特な経営をしていて、これも調べてみると見ると面白いと思う。
※ちなみに弊社も自分と直接働くインターンをWantedlyで絶賛募集中!元横浜銀行勤務者です。スーパーリージョナルは私が銀行に入っ今から30年前から、「地銀の目指すべき姿」として言われてきましたが、実現には程遠い状況のまま今に至っています。おそらく日本全土に根強くある我が国特有のローカルの思想が、その実現を妨げているのだと思います。
人口に比べ銀行の数が多い日本では、地銀の広域合併による大銀行の乱立はむしろメガを巻き込んだ過当競争を引き起こし、景気下降局面において新たな金融不安を招きかねないと思います。
市場規模確保のため地銀のある程度の合併、統合の必要性は認めますが、最終的には信用金庫以下の中小ローカル金融との住み分けあるいは同質化も含めた、ランチェスター弱者戦略的特定業務特化に近い形の新たなローカル金融への転換が我が国における地銀の生き残りの道ではないかと思うのです。
生き残り策検討においては、本エントリーで低収益とされた住宅ローンも、ロングテールかつ個人家計取引の基軸と位置づけるべき有効な商品であることを付け加えておきます。