大気汚染レベルが世界的な基準を満たすのは7カ国だけ
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地球上の92.5%の国でPM2.5が過剰なレベルに達しているという話ですが、地球に異変なことが色々起きているなか、空気を買う時代がそろそろ到来するでしょうね。
注目のコメント
自動車や産業など、動力を駆動させるために化石エネルギーを利用することで、大気汚染が進みます。
ただ、産業を止めて・・・と言う簡単な話でもありません。
できる限り汚染を抑えるために何ができるのか。無駄なエネルギーを抑え込むことも必要です。
単に見えるかをするのではなく全体俯瞰して最適化をおこなうことも現在の技術では可能です。
さまざまな新しい取り組みを進めることで世界を変えていくことができます。『空気清浄機を販売するIQAirは・・・』というのが引っかかる。
ポジショントーク臭い・・・。『世界的な安全基準に達するほど空気がきれいな国はほとんどない』と言った後に『134の地域中124地域が基準値以下』という。これだけ聞いたらほとんどの国の大気はダメなんだって印象を受けるが、待って欲しい。
同社は『134地域の7812カ所から収集したデータに基づき、年間ランキングを作成している』とある。ではなぜ7812ヶ所を分母にしないのかが疑問に残る。そこでそのデータを見てみた。
https://www.iqair.com/jp/world-air-quality-ranking
ライブなので僕が見ている時点でのことを書くと安全レベルは6段階。120地域の内で65地域が最高レベル(良い:0-50)となっている。
更に過去のランキングを見ると上の6段階とはまた基準が異なり、7段階となり最も安全とされる『WHO基準は0-5』となりその基準の10倍でも6段階評価の時は良いな訳で、いかにWHOの基準が高すぎるのかがわかる。https://www.iqair.com/jp/world-most-polluted-cities
またPM.2.5を国別で見ることもバカバカしい。なぜなら都市か地方か、地域によって事情が全然違うから。例えば日本ならこんな感じ。そして日本の環境基準が35、注意喚起基準が70ということも分かる。
https://weathernews.jp/s/topics/201802/030095/
同社がWHO基準として出している0-5はWHOの何の基準なんだろう??どうやら年間平均濃度っぽい。日本の35とかは1日平均。僕は日本の基準で十分だと思う。マイクロプラスチックもそうだけどあまり低リスクのものに神経質になってもしかたないと思う。記事のタイトルは「大気汚染レベル」ですが、正しくは「年間平均PM2.5濃度(μg/m³)に基づくランキング」です。
https://www.iqair.com/jp/world-most-polluted-countries
PM2.5は、大気汚染だけでなく黄砂などの影響も受けます。
それから、国という単位で比較するのは無理があります。面積が広く一様ではないからです。このデータを作成した IQAir という会社はスイスにあり、スイスぐらいの面積なら国単位の評価であっても意味があります。