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「日本を愛しているフリ」を演じない“トランプ大統領”再選に備え、日本は奴隷根性を改めよ - ニュースな本

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  • 温厚で思考好きな人

    これまた興味深い対談です。ロシア大好きな佐藤さんと自民党大嫌いな白井さん。必然的にそれが軸になって話が進みます。で、面白いのはこの2人、日本政府を批判したり意見があってそうで実際には考えが必ずしも一致しない。特に白井さんの極論を佐藤さんがスルーしてる感じが伝わってくる(ように僕には思えます) 例えば『奴隷根性』と白井さんが言及したのに対して佐藤さんは『少なくとも外交上の存在感はない』と短く答えている。これは10は同意しない時に3でも4でも一致点がある時に示す表現。

    僕自身は詳しくないが様々な専門家の話は聞いてきた。その上で現状認識は以下のとおり。歴史的経緯や安全保障上の問題もあり日本がアメリカにそれなりに弱いのは必然。アメリカが超大国であることも理由にはある。それが中国の台頭となってアメリカの相対的な地位が下がっても日本は中国で領土問題を抱えているなどあって、フィリピンのドゥテルテ前政権のようなスタンスを取るのは難しいしそうすべきでもない。そこら白井さんの認識とはまるで違う。

    また北方領土に関しては日本政府が変換に消極的だった訳ではなく僕が聞く限りではプーチンの方が『ずっと変換する気があるフリをしていただけ』だと思う。2島変換に応じなかったのは戦略上の問題。あとエリート層の思考力は下がっているのかもしれないがそれ以上に彼らのスタンスの違いが大きいと思う。様々な有識者の思考力が落ちているとは思わないから。


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