2023年の難民認定者は303人 過去最多 8割がアフガン難民
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2021年8月にアフガニスタンから米軍が撤退し、数百人のアフガニスタン人が日本にも来ました。JICAなど、日本関係の機関に雇用されていた人々が主です。
この人たちは、最初の90日間と、それから後は1年間に限り、「特定活動」のビザで日本に滞在できることになっていましたが、2023年にはその期限が切れました。
在留資格を切り替える必要がありましたが、結局、237人が難民認定されました。
日本政府は、難民認定は極力したがらないので、「特定活動」のビザで、1年~2年の滞在を許可する、という対応をしてきました。
「特定活動」は、法務大臣の権限で、適宜創設できる在留資格です。ただし、5年以内のものに限られます。
外国人労働者を含め、日本に増え続ける外国人居住者に対応するため、ワーキングホリデーとかメディカルツーリズムなども含め、近年、50を超える様々な「特定活動」資格が創設されてきました。
ミャンマー人やウクライナ人も、急遽つくられた「特定活動」資格で日本に居住しています。
ミャンマー人も特定活動の期限は切れたし、ウクライナ人も間もなく期限が切れます。
ミャンマー人もウクライナ人も、これから難民認定されていくのかというと、そうはならずに、2023年に新しくつくった資格「補完的保護」で対応するでしょう。
日本政府はとにかく難民認定はしたくないのでつくられた、「難民に準ずる」と出入国在留管理庁が認めた場合は、最大で5年間、日本での在留を認める、という制度です。
すでにウクライナ人644人が「補完的保護」に在留資格を切り替えています。
本国情勢を踏まえたアフガニスタンの方への対応
https://www.moj.go.jp/isa/applications/resources/10_00065.html2022年の記事ですが、以下のインフォグラフィックがわかりやすかったです。
【3コマ解説】難民が「1億人」を超えたのを知っていますか
https://newspicks.com/news/7599522/body