東芝の不適切会計処理 テレビなど3分野も調査へ NHKニュース
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以下、推測。
量産系で想像されるのは、
① 減損判定時の回収可能価額の見積
② 標準原価計算時の標準原価と実際原価の差額の処理方法
特に棚卸数量の水増し系。
(費用をPLではなくBSに)
③ 在庫の飛ばし(連結外に売って買い戻す的な古典的な不正の方法)
「複雑なコスト見積」と言っているので②かな。
いずれにしても推測の域を越えないものですが、コンプライアンス意識といった個々人の問題から、内部統制システム機能不全といった、目に見えにくいソフトのところでの問題。完全解明には時間を要するような気がする。と言っても、そんな悠長なことは言ってられないのだけれど。
注目のコメント
まあ想像できるのは歴代の経営陣が受け継いできたパターン。オリンパスと被るよね。で、過去の経営陣の分まで現経営陣が責任取るのは可哀想とか名門がとかでほとぼり冷めるまで引き延ばして軽い処分で済まそうかとなる感じかな
TV、PCなども含まれるとなると大きく状況が変わってくる。これらの製品は東芝は設計や最終製品の販売は行うものの、組立も部品購入もEMSに任せているはず。ここからの購入費の見積が過小に見積もられ、最終製品の利益を実際には圧迫していたのだとしたらかなりの事態である。完全に会社ぐるみ、ってことにもなるだろうし…
やはり、500億円以上の不適切会計が存在する可能性が大きくなった。
また更に対象分野も広がった。
経営者主体の粉飾であれは情報が全て経営者ないしは財務部等の予算管理部門にあり、経営陣が設置する第三者委員会の調査が長引くことは少ない。
調査の長期化は各事業部門が自己目標を達成する為に、不適切な会計処理をさせるような報告を行っていた、現場主導の可能性が出てきた表れだと思う。
何れにしても本件で、東芝という会社は全社的に企業統制が全く機能してない未熟な組織であると露呈された。