モスクワ銃乱射の死者93人に、容疑者11人拘束 ISが犯行声明
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モスクワから南方へ向かったブリャンスクで容疑者4名が逮捕されました。
これについて、ロシア政府から声明が出ました。
「容疑者4名はウクライナ政府によってテロ攻撃を指示されたイスラーム国の戦闘員(タジキスタン国籍)であり、ウクライナへ逃げ込もうとしていたところを逮捕された」とのことです。
ロシア政府はウクライナで「NATOと戦っている」というのが公式見解だったはずですが、そのNATOの敵であるはずのイスラーム国がウクライナ政府の指示で動いている、という奇妙な主張です。
ロシア政府の声明(外務省のザハロワ報道官)によると、
「NATOによってウクライナは国際的なテロ組織のセンターになった」
「これからもロシアはテロとの戦いに邁進し、そのためのウクライナでの特別軍事作戦をより徹底して行う」
とのことです。
突っ込みどころが満載ではありますが、陰謀論というのはだいた突っ込みどころが満載なもので、ロシアは国を挙げて陰謀論を信奉しているような国です。
とにかく、ロシアがウクライナでの軍事作戦を拡大していく名目として、この事件を位置づける路線が固まっています。
プーチン大統領から、近いうちに、犠牲者の追悼、ウクライナへの激しい糾弾、そして軍事作戦拡大の措置に関する演説が発信されるでしょう。