「良い人」が必ずしも「良いリーダー」ではないと断言できる本質的理由
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私自身のモットーは「自分に甘く、人に甘く」です。
でも、そんな人ばかりだと会社は成長しないのでしょうね。
でも成長すればみんな幸せとは言えないのは色んな会社が証明しています。
私が3年間駐在したタイの皆さんは、私以上に「自分に甘く、人に甘く」でした。
レストランで注文と違った料理が出てきても、整備の遅れで飛行機が遅れても、タイの人はほとんど怒りません。だからいつまでもオペレーションが改善されない。タイ人の上司が部下を叱っているのも見たことがありません。「お互い様」で許しあってた方がみんな幸せ…みたいな感じでした。
自分に厳しく、部下にも厳しい
→尊敬しますが、一緒にいると疲れる
自分に甘く、部下にも甘い
→会社が発展しない
自分に厳しく、部下に甘い
→ほとんどいない
自分に甘く、部下に厳しい
→死んだ方がいい
注目のコメント
良いリーダーを発揮している人に共通しているのは、いかに「ブレンドとリード」の割合を状況次第で柔軟に変えていくかだと思います。
まわりとブレンドして、信頼関係を作ることはまず大切です。一方、ブレンドばかりしていると、「良い人」だけで終わってしまいます。 時と場合に応じて、ブレンドの量を少なくして、「リード」をしていくことが大事。
アタマでは理解できても、なかなかうまくいかなくても、大丈夫です。多く場数を踏んでいくことで、リーダーシップは培われていくものだと、過去の多くのトライ&エラーに苦笑しながら、思います。誰からも人望があり、信頼も厚く、嫌われない人は、もちろんリーダーに必要な素養を持っていると思いますが、それだけでチームのパフォーマンスや成果を最大化できるわけではありません。
必ずしも“良い人”であることをやめる必要はありませんが、成果を出すために難しい意思決定から逃げずに、リーダーとして成すべきことに向き合い実行することが大事です。そこに集中していれば、時として厳しい判断をしたり厳しいことをチームメンバーに言わなくてはいけなくとも、しっかり理解しようとしてくれると思います。