野生に帰れないオオサンショウウオたち 「人の都合で生まれた問題」
朝日新聞デジタル
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いったいなにを批判したいのか。よくわからない。
およそ人間が動物を飼育するのはただただ人間サマのご都合でありエゴでありわがままである。それはオオサンショウウオであろうがにゃんこ様であろうが三元豚であろうが変わるところはない。
オオサンショウウオであれにゃんこ様であれ三元豚でであれ人間サマの都合のおかげで遺伝子を存続できている。そんなふうに考える論説もある。40年ほど前にドーキンスの「利己的な遺伝子」論が流行ったことがあった。遺伝子が存続することが生物の本質であるとする。ならば肉体なんぞただの容器だ。
三元豚についていえば人間様の食用家畜となることで複数のご先祖様の遺伝子を存続させることができているのだ。遺伝子的には彼らの生存戦略ともいえる。個人的にはこの界隈の話はたとえば「イヌはどうやって家畜化したか」についての今西学説に会い通じるものを感じる。
この記者はどういう理路をもってオオサンショウウオの飼育を叱りつけているのか。それはあんたの個人的倫理観による感想文というだけじゃん。
馬鹿に筆を持たせたことで関係者が迷惑する事態にならないことを祈る。