【下山進＝2050年のメディア第21回】能登半島地震 地元紙「北國新聞」のいちばん長い日

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• 下山 進

  ノンフィクション作家

  ・2024年03月19日

  石川の県紙「北國新聞」のことは、週刊朝日時代に二回とりあげています。
  2013年のピーク時から9パーセントしか部数を減らしていない、もっとも部数を減らしていない新聞としてです。
  その北國新聞が1月のABC部数では一挙に1万7000部を失いました。
  能登半島地震でもっとも被害をうけた奥能登の二市二町に新聞が配れなくなったからです。
  元旦におこった地震にこのもっとも強い地方紙はどう対応したか?
  旧体制から新体制に以降する中で起こったこの災害に対する報道について、二回にわたってとりあげます。
  その第一回。