巨大飛行機で風力発電の変革なるか
この記事は有料会員限定の記事となります
無料トライアルに申し込む
コメント
注目のコメント
成功しないと思う。ただエンジニアが作り、かつ投資家は何に期待しているか、は自分が見えていないこともあるかと思い、気になる。
成功しないと思う主な理由は以下。
①風力発電の羽根を運ぶというのが「急ぐもの」ではないから。一般的にエアは船の10倍の輸送コストと言われ、重量・体積単価が高い半導体などの輸送に使われる。これは単価が高いからこそ輸送費が占める比率が下げられ、またそれによって実質の在庫を減らせるため。さらにはメモリなどその期間に価格変動するものは、その変動リスクも抑えられる。風力発電の羽根は、この合理性に適うものではない。
②空港の要件が厳しいから。
例えばA380は羽田空港に就航できない。巨大な貨物機のニーズは一定あるため、747も貨物では生き残り、ロシアのウクライナ侵攻で破壊されてしまったがエンジン6個持ったAn-225という40年近くたった機材もあった。また、BoeingのドリームリフターやAirbusのベルーガなど、飛行機の巨大パーツがグローバル生産されるのを運ぶ機材はある。
それでも飛べる空港は一部だし、ごくわずかな機材があるだけ。飛行機については、その生産拠点が決まっていることから、そこでの空港の対応をすればいいが、風力発電を据え置きたい場所はそのような感じではない。
記事いなる3D画像を見たときにウィングレットが小さかったり、翼が後退翼ではないなど、最近のよくあるデザインとは違い、気になった(コクピットが2階なのは、貨物室を長くとれるため)。