東証急反発、終値1032円高 円安で今年2番目の上げ幅
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ドル高円安になれば、日経平均は上昇し、ドル安円高になれば、下降するということでしょうか。やはり、海外の投資家による市場の変化は変わらないですし、何よりも日本の中小企業やスタートアップへの投資も視野に入れてマーケットをより活況付けて欲しいですね。
注目のコメント
1989年末の過去の史上最高値から20年以上下げ続けた日経平均株価が反転上昇に転じ、10年かけて過去最高値を更新したわけですが、上昇に転じるきっかけは、安倍政権の誕生で金融が大胆に緩和されて円安になり、大企業を中心に輸出企業が儲かるとの思惑でした。
日本人が海外に出て感じる物価と外国人が日本に来て感じる物価が同じ程度になる相場(≒購買力平価)は90円台後半から110円台前半程度と見るのが大勢です。日銀が円を大量にばら撒き金利を抑えて円の価値を毀損した結果、ドル円は150円前後といった極端な円安になっているのです。
円安で輸出企業が儲かるとの思惑で株が上がること自体に文句はないですが、これだけ極端に安くなった円が、日銀が異次元緩和の出口を探っているにも拘わらずちょっとした要因で円安に振れ、円安で円建て利益が膨らみそうな企業の株が買われる現象に、日本の未来にとって危ういものを感じないでもありません。いずれ円高に戻ることを想定して円が安い今のうちに買っておこうという外国勢の動きならまだしも救われるところがありますが、円安の継続が期待されているなら、安い日本、換言すれば国民の購買力が世界の中で極端に下がった日本の現状が固定化すると見られているわけですからね・・・ (・・;FRBの利下げが後ズレしそうだとの見通しに加え、昨日17日の日経に掲載されていた記事に出ていたQT(バランスシート縮小)のペースダウンの可能性も意識されて、日米金利差が維持される予想から円安が進んだのでしょう。
まるで株式市場がETF買い入れの「卒業」を日銀に催促しているかのような勢いですね。