ECB、6月の利下げ可能=アイルランド中銀総裁
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インフレの中身がサービス主導の米国に対して、ユーロ圏はモノの比率が高いだけにインフレの減衰ペースも米国以上です。賃金の伸びに一定の粘性がありますが、景況感も米国に劣後しています。FRBとECBの2024年の利下げを展望すると、ECBの方が早く利下げに着手し、利下げ幅も米国を上回る可能性が高く、それはEURUSD相場の下落、即ちドル高をもたらします。そして、日銀の正常化がマイナス金利解除+1回程度の利上げにとどまる限り、ドル安円高は限られると予想しています。
6月のECB政策理事会でアイルランド中央銀行総裁に投票権があるのかを確認したいところです。
以下は3月17日に追記
経済成長率を欧州と米国で比較しますと、ECBの利下げがFRBに先行しそうですが、ヨーロ安を嫌がって、我慢しているのかもしれません。