【深層】花粉症に効く「コメ」が開発されていた
NewsPicks編集部
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スギ花粉症米は「花粉症を治すコメ」というコンセプトのユニークさと、先端テクノロジーと農業の掛け合わせの目新しさから、たびたび政治家が目玉政策に取り上げてきました。しかし、開発が始まってから20年超経ちますが、未だ実用化の目処が立っていません。この技術を本当に社会に役立てるならば、医薬品にするのか、食品なのか、そろそろ方針を決めて、有効性や安全性の検証の段階に進むべきだと思います。
個人的には、毎日規則正しく薬を飲むのが難しい性格なので、スギ花粉症米をぜひ実用化してほしいです（コメなら毎日食べられる）。
注目のコメント
スギ花粉の舌下免疫療法を昨年より始めました。
「気軽に始めることができるもの」だと思いますよ。
1日1回の服用を3〜5年間続ける必要がありますが、苦くもない小さなタブレット状の薬を口の中に数分入れておくだけといえば、それだけです。
本来は避けたいことですが、1日忘れたからといって誰かに叱られることもありません。
費用に関しても健康保険での診療となります。
舌下免疫療法を始めたおかげで、あれやこれや毎年出てくる「効能の不明確な新製品」に飛びつかなくなったという効果もあります。多額の税金がつぎ込まれて開発し、国民にとって大きなメリットがある食品であるなら、厚労省（医薬品）と農水省（食品）のはざまに陥ってしまい、身動き取れなくなっているスギ花粉米をどうにか救って欲しいものです。
