S&Pの指数で異例のミス、モルガンSやPNCの株価に謎の動き
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指数提供者としては、かなり重大なミス。ただ主要指数ではなかったのがせめてもの幸い。
起ったことをもう少し解説。
指数は、その指数をどうやって作るかという基準がある。それに基づいて、構成銘柄や比率が四半期に一回とか半年に一回とか変わる(これは指数ごとに違う)。そしてその変更発表を事前にして、今回は、それが間違えていた(基準に即したときに入るべきでないものが入っていてしまった)。
ただ、変更発表をしてから、実際の変更がされるまでは少し期間がある(なので「事前」)。
変更当日に、組み入れられる銘柄は変更当日に買い、外される銘柄は売りが発生する。ただ発表自体は事前なので、それを先取りした取引が発生する(リスク少なく多少の鞘取りが出来ることが多い)。なお、ETFなどは当日まではほとんど発生しない(マーケットインパクト抑えるために少しだけやる場合とかはあるが…)。
でも組み入れが間違えていて、発表したものを取り消したので、先取りした人たちの反対売買も発生した、というのが起こったことだと思う。