伊藤忠商事がビッグモーターの事業再建へ 兼重氏ら創業家について関係者「経営から完全に引き離す」
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注目のコメント
中古車の整備や販売は持続可能なビジネスで、これを適正価格で買い取れば、充分うまみはあるはず。通常ややこしい問題を抱えた会社を買収する時は、偶発債務を含めて事後に発生する無駄なコストを避けるため、一旦潰してから拾うのが無難だが、今回は兼重家(創業家)に負の遺産をすべて引き取ってもらうために旧BM社を残し、新しく設立した会社に「持続可能なビジネス」を譲渡するというスッキリした形をとるので、ビジネスに付随して移ってくる従業員の選別をしっかりやれば、業績はV字回復し、伊藤忠商事の成長にはプラスに働くでしょう。他方、旧体制のカルチャーを引きずった社員を抱えてしまうと厄介です。
真のターンアラウンド(伊藤忠の腕)が試される買収。
経営が変わることで従業員(特に管理職)が全面刷新されるわけではありません。社名を変えたとしても「あそこは前に不正を・・・」と言われ続けるものです。もちろん中には真面目に業務を取り組まれている方も沢山いるでしょうし、経営が変わることでビジネスのやり方そのものが変わり、少なくとも従来からは浄化されるとは思います。
しかし、一般消費者が一度感じた不信感というものは粘着性が高い。伊藤忠は何をどうやって不信感を拭い、ビジネスを軌道に戻すのか、関心があります。