日銀委員に３月解除論 マイナス金利、決定なら利上げへ

コメント

注目のコメント

• 永濱 利廣

  第一生命経済研究所 首席エコノミスト

  ・2024年03月06日

  年度末決算への影響を考えれば4月の方がいいと思いますが、恐らく銀行系の方は追加利上げを目論んでいるでしょうから、そのためにできるだけ早く解除したいということなのでしょう。
• 木下 智博

  追手門学院大学 経済学部 教授 兼 経営・経済研究科 教授

  ・2024年03月06日

  私の想像ですが、一部の審議委員とは、田村委員または高田委員のことかもしれません。
  
  こうした多様な意見があること自体は、政策委員会のあり方として、とても健全であると、イングランド銀行元総裁のマーヴィン・キング氏が2007年ころに述べておられます。
  
  別の記事のコメントに書きましたが、3月4日の法人企業統計発表を受け10～12月期GDPがプラス成長に転じる見通しとなったことから、3月のマイナス金利解除が一気に現実味を帯びてきました。
  
  私はこの見方に反対でして、日銀が２％インフレの持続性を世間に訴えるための展望レポートの公表を伴う4月解除と予想しています。
• 内田 稔

  高千穂大学 教授・国際金融論

  ・2024年03月06日

  植田総裁はマイナス金利の副作用について、それほど強い危機感を示してはきませんでした。であれば、何も年度末に急ぐ必要性は全くありませんが、もしあるとするなら円の急落です。これまでの節目152円を抜けてしまうと、しばらく走る可能性が高いと危惧されます。