2024/3/7

【対決】グーグルを追え。伏兵マイクロソフトが「広告」で大攻勢

NewsPicks 副編集長
いつの間にか、1兆円を超えるビジネスになっていた。
クラウドとAI、そしてOfficeで稼ぎまくるマイクロソフトだが、意外にも「広告」ビジネスが好調だ。
2023年は122億ドル、つまり1兆8000億円を稼ぎ出した。この10年で3倍の成長である。
広告の王者といえば、グーグルだ。
世界で9割以上のシェアを握る検索エンジンで、年間34兆円という巨額の広告収入を稼ぐ。
10倍以上の差はあれど、マイクロソフトも検索エンジン「Bing(ビング)」やブラウザ「Edge(エッジ)」のシェアを少しずつ伸ばしてきた。
そして、将来を見据えた武器も持つ。AIチャットボットの「Copilot(コパイロット)」だ。
ChatGPTやCopilotの登場で、「ググる時代は終わる」とも言われる。生成AIが席巻する世界の、広告の戦いを追ってみよう。
INDEX
  • ジリ貧からのBing復活
  • 世界中で広告に再参入
  • グーグルに宣戦布告
  • 最大の課題は「モバイル検索」
  • アマゾン対抗の「リテールメディア」
  • ネットフリックスの舞台裏にも

ジリ貧からのBing復活