(ブルームバーグ): 米エヌビディアは、ここ1年間に驚異的なリターンを記録した別の人工知能(AI)関連企業によって、S&P500種株価指数の構成銘柄でパフォーマンス首位の座を近く奪われる可能性がある。
サーバーとソフトウエアを手掛けるスーパー・マイクロ・コンピューターが月内にS&P500種構成銘柄に採用されるとのニュースを受け、4日の米株式市場で同社株は19%高の1074.34ドルと上場来高値で取引を終えた。ここ1年間の上昇率は1000%近くとなり、エヌビディア株の257%を上回っている。
スーパー・マイクロの時価総額は今年に入り約440億ドル(約6兆6200億円)増加し、約600億ドルに達した。
バンリオン・キャピタル・マネジメントのシャナ・シッセル最高経営責任者(CEO)はスーパー・マイクロについて「S&P500種に採用されるのは理にかなっている」とし、「エヌビディア以外にリターンを押し上げる銘柄が加わるため、S&P500種はさらに上昇する可能性がある」と指摘した。
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原題:Super Micro’s S&P 500 Inclusion Pushes Rally Near 1,000% (1)(抜粋)
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