2024/3/11

【要チェック】この春、エレベーターで宇宙まで。東京湾岸で体感できる注目の「未来技術」

NewsPicks / Brand Design Senior Editor
「SusHi Tech Tokyo」をご存じだろうか。
「Sustainable High City Tech Tokyo」を縮めて、「SusHi Tech Tokyo」(スシテック・トーキョー)。
 東京都が、最先端テクノロジーや多彩なアイデアにより「持続可能な新しい価値」を創出するという取り組みを世界へ発信するため、昨年に立ち上げられたコンセプトである。
 今年は、4月27日から5月26日にかけて東京ベイエリアで、『SusHi Tech Tokyo 2024』というイベントが開催される予定だ。
『SusHi Tech Tokyo 2024』は、アジア最大級のイノベーションカンファレンス「グローバルスタートアッププログラム」、五大陸のリーダーが集う国際会議「シティ・リーダーズプログラム、さらに未来の都市モデルが体験できる「ショーケースプログラム」という3つのプログラムから構成される。
 同イベント開催の背景にあるのは、世界有数の人口を抱える東京の都市課題である。ショーケースプログラムのプロジェクトを統括する東京都政策企画局の久松千恵氏は言う。
「東京がいつまでも住み続けられる都市であるために、変えていかねばならないことがたくさんあります。成熟された都市として様々な問題を乗り越えていく必要があり、特に気候変動などは大きな問題となっています。
 現在も行政機関として、CO2削減、太陽光やバイオマスなどの再生可能エネルギーや水素などの次世代エネルギーに変えていくといった取り組みに力を入れていますが、課題は山積しています。
 また、都民のみなさまにとっても、コロナを経て以降、今後の東京について、展望が見えにくい状況にあるのではないでしょうか。
 であればこそ、今回のプログラムでは、生活やテクノロジーなどの面において、『未来の東京はこのようになっている』というビジョンを示し、実際に体験していただきたいと思っています」

『SusHi Tech Tokyo 2024』ショーケースプログラムで触れられる最先端テクノロジー

『SusHi Tech Tokyo 2024』の見どころとして、「ショーケースプログラム」の展示から、NewsPicksが選ぶ注目の未来技術を紹介する。

楽しみながら「行動変容」を

 他にも、『SusHi Tech Tokyo 2024』のショーケースプログラムには、技術パートナーとして大手から新進気鋭のスタートアップまで幅広い企業が参加。未来を担う子どもたちに向けたパネルディスカッションや講演なども予定されている。
 開催期間は1ヵ月間あり、会場も有明アリーナ日本科学未来館シンボルプロムナード公園海の森エリアと、広い範囲にまたがる。
「まず期間中、ベイエリアに来られる際に気軽に足を運んでいただければと。私たちの暮らしに即した展示となっていますので、子どもから大人まで、誰でもおもしろがってもらえると思います」と、ショーケースプログラムの総合プロデューサー・佐藤勇介氏は言う。
「その上で、いまの東京には環境問題などいろいろな課題があること、解決に取り組む企業や有識者などがいることを知っていただき、技術にも直に触れていただく。
『SusHi Tech Tokyo 2024』での楽しい体験が、みなさまの行動が変わるきっかけにまでつながればいいなと思います」