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映画『オッペンハイマー』公式

映画『オッペンハイマー』公式|3月29日(金)公開
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    ノンフィクション作家

    『オッペンハイマー』を試写会で見ました。
    日本での公開が、原爆の犠牲者を慮って遅れたといわれるクリストファー・ノーランの映画です。
    ノーランが原爆の悲劇を描かなかったという批判は的外れのように思います。この映画のテーマは別のところにあるからです。
    ひとつは、アメリカ共産党を代表とする米左翼運動と知識人のかかわりです。オッペンハイマー自身は、共産党員ではありませんでしたが、共産党員のジーン・タトロックを愛人にして、その肉体に溺れます。若気のいたりというわけではなく、オッペンハイマーは左翼運動にシンパシーを感じ続けました。それゆえに、容共的となり、クラウス・フックスというソ連のスパイであった英国の物理学者をマンハッタンプロジェクトに参加させてしまいます。
    マッカーシー運動のさなかに、オッペンハイマーは過去のそうした経歴を問われて追い詰められますが、リベラル派のケネディが力をつけていく過程でなんとか、窮地を脱します。
    逆に、オペンハイマーを追い込んだ銀行家出身の原子力委員会委員長のルイス・ストローズは商務長官への就任を、上院の公聴会で、オッペンハイマーを不当に追及したとされ、拒否されてしまう。
    そうした政治と科学が大きなテーマでした。
    そして科学によって生まれる新技術をプロメテウスの火になぞらえ、人類を滅ぼしかねない、その火を発明してしまった科学者たちの苦悩と功名心がいまひとつのテーマです。
    その限りにおいては、実は、広島と長崎の悲劇は暗示的に描かれているともいえます。
    ニールス・ボーア、エドワード・テラー、アルベルト・アインシュタイン、ヴェルナー・ハイゼンベルクら当時の核開発になんらかかかった天才たちが登場します。


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