FRBが重視のPCEコア価格指数、前月比での伸びが1年で最大
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買う物の変化を織り込んだPCE物価指数は前年比では下がり続けているものの、名目個人所得と共に前月比ではインフレ再燃の方向に反転した形です。そして実質的な消費は前月比で大きく落ち込んでマイナスになりました。賃金の上昇がサービス価格を押し上げてインフレ圧力を強めている感じで、賃金と物価の悪循環といってよさそうな状況になっているように感じないでもありません。FRBにとって、かなり悩ましい動きじゃないのかな・・・ (・・;
前年比の総合とコアの伸びは縮小した一方、エネルギーや住宅を除いたサービスの伸びは拡大しています。6月利下げの場合、FRBのお作法的にその前の会合で事実上の利下げ告知を行うのが慣例ですが、その段階では3月分のCPIとPCEまでしか入手できておりません。残り2ヶ月で、物価が目標まで減衰するとの自信を持つのは難しく、利下げ開始はさらに後ズレする可能性が高まったと考えられます。