経済成長の鈍化に苦しむ中国、それでも景気刺激策の「大型バズーカ砲」はもう期待できない
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2008年11月のG20サミットで中国が公表したのが4兆元(当時の為替レートで約57兆円)規模の大型景気刺激策でした。その規模は、2008年のGDPの約13%、固定資産投資額の約三分の一にも達する巨大なもので、米国発の世界同時不況がもたらした極度な需要不足に対応するための措置でした。
これに対し、現在の中国経済が直面しているのは、短期的なショックがもたらす需要不足ではなく、構造的な問題です。目先の景気刺激策ではなく、根本的な構造改革が必要だと思います。