政倫審が甘い“ワケ” 作った人に聞いてみた
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政治倫理審査会(以下、政倫審)が誕生した経緯について、小沢一郎氏の「知恵袋」とも言われる平野貞夫氏への取材記事です。当時の与野党の駆け引きなど、臨場感があります。
もし、1985年2月27日の午後に田中元総理が倒れていなかったら、強い権限を持った政倫審が誕生し、その後の政治とカネの問題などがもう少しマシになっていたのでしょうか。「歴史のif」を考えさせられました。
こうした取材記事はありがたいですね。勉強になりました。
注目のコメント
「野党の方から~~『政治倫理協議会の事務をやってる僕らのところに、様々などうやって骨抜きにするかという話が来て…』」 (@@。
設立の経緯からして、政治家に釈明の機会を与え、与野党が “世論”を納得させるための道具に過ぎないのが政倫審。非公開で「厳しい規則は設けられず」、証人喚問と違って嘘をついても刑事罰を課されることがありません。だから、政倫審で厳しく問い詰めたからいいでしょ、という形で世論を納得させる以外に大した使い道はないのです。
今回の問題で真に解決すべきは、余りに多くの抜け穴が政治資金規正法に儲けられ、議員になれば税金の掛からぬカネが受け取り放題、使い放題になっているところにあるのです。政治献金にしてもパーティー券の販売代金にしても、政治団体間で様々に付け替えて、政策活動費となったら領収書も要らぬ闇の中。でも、この問題には与党も野党も手をつけたくはないでしょう。
そこで登場するのが政倫審。予算を人質に取って何人出席させるかで”激論“を繰り返し、公開か非公開化で更に”激論“を重ね、与野党が競ってこれだけ真剣に議論しているとのポーズを取ってみせるわけ。最後は、出席者をここまで増やし内容をここまで明らかにしたから国民の皆さんも納得してね、という次第。
もしトラが現実になったら国をどう守るかといった問題をはじめ、国の存亡にかかわる大きな課題が世界中で議論されるいま、国会がこんな体たらくで日本の未来は大丈夫 (・・?議事録がないとありますが、現代での公式審査会で担当官僚による議事録がない会は存在しません。確かに議員が議員を審査しても骨抜きになるでしょうから、企業のコンプライアンスの達人などを入れた第三者審査会とした方が良いと思います。ただ、役所が審査会や検討会で選ぶ方々は完全に役所の良いように話してくれる方々を揃えるので公募にするなどやり方を変えた方が良さそう。