会計は「BS」と「PL」がザックリわかるだけで十分だ
東洋経済オンライン
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おっしゃる通りで文句の付けようがないのではあるが。しかしこの記事で語られるレベルの前段階でのハードルが高そうだと思う。たとえばPLについてのこんな会話はどうだろうか?
営業役員「今期の『収益』の見通しはどうなってる?」
営業部長「はい!『利益』は昨対15%アップで推移しております!」
営業役員「あぁーなるほどね・・・(こりゃあかんわ)」
・・みたいな会話がけっこうデカい会社のちゃんとしたサラリーマンの間でもごくふつーに交わされていたりしそう。皆さんの会社ではどうですか?
実はこのふたりは共通言語で話していない。これではふつうにビジネスの話などできない。
基本のキだが「収益」と「利益」。言葉は似ていてもその性質はまったく別のもの。「収益」から「費用」を除いたものが「利益」となる。上記の会話で役員は売上を含む「収益」の三要素について質問していたのだ。
これは一例に過ぎぬがこちらが常識だと思っているビジネス用語がどうやら常識とはなっていないことが多いように思う。ほかにもキャッシュポジジョンとキャッシュフローの混同とか。
銀行はきちんと理解して共通言語で話す。わたしだっていちおうは経営者だからそうする。ビジネスの話をするんだから当たり前である。もしも上記の会話が銀行の法人融資担当者との会話であれば「この会社の経営陣って大丈夫かな?」と疑われるかもしれない。
しかしわたしは性格がいい。訂正するのも角が立つ。「エラソーに経営を語るわりにはこいつあかんやつかもしれへんなあ」。そう思っていつも通りニコニコしているだけである。