OECD、インドネシアと加盟交渉=東南アジア初
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注目のコメント
なぜインドネシア?という疑問はあってしかるべきでしょう。
東南アジアの中で見ても、1人当たりGDPは、
シンガポール、ブルネイ、マレーシア、タイの方が上です。
OECDへの加盟は、既存の加盟国が協議して、新規加盟候補の国を招待することから始まります。
招待が無ければ、交渉も始まりません。
招待の発出や交渉にあたっては、OECDの基準に合致しているかどうかが審査され、必要があれば改善を求められます。
https://www.oecd.org/about/members-and-partners/
OECDの基準、とは何か、というのは、実のところあいまいです。
よく「先進国クラブ」などといわれましたが、「先進国」が何であるのか、国際的な合意があるわけではありません。
1)経済成長、2)貿易自由化、3)途上国支援、がOECDの目的とされており、加盟国はこれらに貢献することが求められます。
https://www.meti.go.jp/policy/trade_policy/oecd/index.html
何にしろ、1人あたりGDPが高くても、シンガポールや、UAE、カタール、クウェートなどにはOECDの招待は来ません。インドネシアが加盟すると、支援される側から支援する側へ向かう。行政機関はエリート中心に回っていて、開発援助機関の役割はもうすでに小さくなっている実感がある。