2024/2/21

【直撃】ラクスルが考え抜いた「脱・サラリーマン経営」の真髄

NewsPicks 編集部 記者
成長途上にあるスタートアップの創業者が経営トップから退き、後任にバトンを渡す。
海外ではすっかり一般的だが、日本ではミクシィやSmartHRなどに限られ、一般化しているとは言い難い。
2009年創業のラクスルは、2018年に株式上場。その後も毎年30%という高い成長率をたたき出してきた。
そんな絶好調の中、昨年8月、創業者の松本恭攝(やすかね)氏が最前線を退いて会長となり、CFOを務めていた永見世央氏がCEOに就任した。
創業者からのサクセッションという点だけでなく、社外取締役を中心とした指名報酬委員会が次期CEOを選任したという、ガバナンスのあり方も注目を集めた。
社外の取締役が高い成長目標を掲げ、それを実現するための報酬制度を設計し、永見氏に託すというかたちだ。
報酬は10年で最大300億円──。
その内容をどう受け止め、成長につなげていくのか。永見氏を直撃した。
INDEX
  • 社長交代の「2つの理由」
  • 「第二の創業者に」
  • 「これでは生活がきつい」
  • BtoBマーケットプレイスへの進出も
  • ジョーシスは「混ぜるな危険」