【直撃】ラクスルが考え抜いた「脱・サラリーマン経営」の真髄
- 社長交代の「2つの理由」
- 「第二の創業者に」
- 「これでは生活がきつい」
- BtoBマーケットプレイスへの進出も
- ジョーシスは「混ぜるな危険」
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成長中のスタートアップでの社長交代、また指名報酬委員会が次期社長を選び、報酬を決めるなど、ガバナンスのあり方でも注目を集めたラクスル。報酬とモチベーションの関係を改めて考えさせられる人事だったので、当事者の永見氏はどう受け止めているのか、気になっていました。そのあたりの質問にも率直に答えてくれた永見氏ですが、モチベーションは報酬というよりもやりがいにあるようです。ただ、報酬にこめられた指名報酬委員会のメッセージから、責任感やオーナーシップを感じたと言っていたのが印象的でした。第二の創業者として会社を大きく成長させられるか、今後の事業の広がりにも注目です。
成長フェーズに沿って、経営者に求められる素養は変わる。
「スタートアップのスモールIPO問題」がよく話題になるが、そこへの対応の一つの流れだと、自分は捉えている。
日本は良くも悪くも言語・文化的な障壁がある。なので日本でPMFしたものをスムーズに海外展開できている企業(ソフトサービス系)はほとんどない。それが規模の上限になりやすく、スモールIPOの要因の一つ。
そのなかで、買収で国内でホリゾンタルに拡大するか(M&A含め)、海外でM&Aをやっていくか。前者はラクスルやコンパウンドスタートアップを目指しているLayerX、後者はエムスリーが上手くいっている。
このようなフェーズの変化を、起業した創業者(イノベータ)がそこまで含めて上手いというのは奇跡に近いと思う。もちろん、起業してPMF・上場までいくなかでの経験は尊いし、米国のビッグテックの経営者はそういう奇跡の集まり。一方で奇跡だけでなく、成功確率を上げるマーケットプラクティスが増えるのも必要だと思う。
そういったなかで、ポートフォリオマネジメント経験やそれにつながるようなバックグランドの人が持続的成長やM&Aによる成長を牽引する形で経営者を引き継ぎ、スモールIPOで終わらせない、というのが起こっている変化だと思う。
報酬額については、どこの記事か本か忘れたが、「日本の経営者の報酬が安すぎて、だから居座る」といった趣旨のことが書かれていて、その通りだと思ったことがある。
経営者には経験も必要。一方で、心身の体力も重要だし、社会の変化がより大きくなるなかで、それに適応する柔軟性も重要。若ければいいというものでもないが、今後の人生困らないだけの報酬を得ることによって、経験をどういうポジションで活用するのが良いかとかを考えやすくすることは必要だと思う。
ラクスルの報酬については、村上さんの下記のトピックスも是非併せて!
【検証】ラクスル報酬設計は株主総会で承認されるか?(+先日設計考察の答え合わせ)
https://newspicks.com/topics/Startup_Finance_Murakami/posts/60
ラクスル新社長の報酬から見る取締役報酬の現在地
https://newspicks.com/topics/Startup_Finance_Murakami/posts/56
ラクスルの時価総額って今 600 億なんですね、意外でした。パッと見たところ売上も順調に伸びてるし利益も出てそうですが……。
ところでラクスルといえば最近、創業者の松本さんが LinkedIn で良く記事を書かれていて読み応えがあります。
What I learned in 5 years as CEO of a public company
https://www.linkedin.com/pulse/what-i-learned-5-years-ceo-public-company-yasukane-matsumoto-pmrbc/
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