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【下山進=2050年のメディア第19回】「セクシー田中さん」原作者の著作権は何よりも強い

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    ノンフィクション作家

    クドカンが書いている『不適切にもほどがある』は阿部サダヲ演ずる昭和の体育教師、小川先生、が現代にタイムスリップして、現代のさまざまなコンプライアンスを考えるドラマです。

    そのなかで、若者に迎合するあまりに本質を見失っている偽コンプラなどが浮き彫りになるんですが、芦原さん逝去にともなう小学館の編集部の声明をほめそやすむきに私は大きな違和感を感じました。

    小川先生がいたらば「ばかやろう、リーガルチェックもうけて、会社のチェックもうけて、日テレとすりあわせして、先生寂しいですはないだろう」と叱ったと思います。

    書きにくい話ですが、自分もドラマ制作に版元としてかかわった経験がある身としてはきちんと書いておこうと思いました。


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