アルゼンチンの貧困率、1月は57.4% 過去20年で最高=調査
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私が中学生だったころ、先生から南米随一の豊かな国と教わったアルゼンチン。広大なパンパの中で弾むような笑顔を浮かべる少女が映った写真が教科書に出ていたことを、朧気ながら覚えています。
しかしその後、政府が放漫財政を続けて借金が積み上がり、1973年に学校を卒業した私が銀行に入って国際金融部門で働き始めた1980年代の初めころ、米国が今と似たインフレ状況で金利を引き上げた途端に財政破綻を起こし、その後は混乱に次ぐ混乱の連続で、昔の豊かさは見る影さえも無くなりました。リスケだヘアカット(債権放棄)だと大騒ぎした日々が私の記憶から消えません。
ギリシャのような小さな国なら周囲も助けようがありますが、大きな国が一旦混乱したら、そこから立て直すのは容易なことではありません。インフレが起きれば増税して止めれば良いとMMTの信奉者は言うけれど、民意を気にする民主国家の政府が容易に出来ることではありません。「補助金の削減や、財政収支の均衡を目指した増税なども打ち出している」とのことですが、アルゼンチンは今度こそ混乱とインフレを収めてかつての豊かさを取り戻すことが出来るのか。固唾をのんで見守りたい心境です (^.^)/~~~フレ!アルゼンチン・カトリック大学というところの研究所による調査です。
サンプル数は5,760世帯。ただし、調査地は11の大都市圏に限定されています。
この研究所は長期に渡り継続的に同じ調査をしているとのことで、アルゼンチン国内では定評があるそうです。
ミレイ大統領は、国営企業は民営化して、補助金は削り、省庁まで多くを廃止するのだから、貧困層は増えるでしょう。
こういった政策で特に影響が出るのは、政府に面倒など見てもらわなくても何も困らないという層ではなく、政府に世話してもらって生きている層です。
すでに施策を実施しているとはいえ、就任式もまだで今週実施予定ですから、ミレイ政権の影響はまだわからないことが多いですが。
https://www.batimes.com.ar/news/argentina/argentinas-poverty-rate-has-risen-to-447-says-uca-observatory.phtml