ハマス、ガザ交渉停止すると警告 イスラエルも強硬で膠着
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「交渉を止める」どうこう言っているのは、ハマースの国外指導部のイスマーイール・ハニヤたちですね。
ガザ地区で戦っている現場のハマース指導部は、停戦交渉には直接関与できないので、公にメディアとかで話すのはいつも国外指導部ですが。
おそらく、国外指導部はガザ地区の現場に対する統制力はほとんど失っています。
戦闘が続いて困るのは、基本的にはハマースの方なので、「交渉を止める」は、ほぼカードにならず、苦しいですね。しかも、国外指導部がガザの現場に単に無条件で「もうやめろ」と言っても、まずやめないでしょう。
国外指導部は、ガザの現場にいるハマース指導部や何万人かの党員、戦闘員を納得させられるだけの条件をイスラエルから勝ち取らなければ、現場組に停戦を指示することもできません。
人質は全員解放するとして、少なくとも、イスラエル軍がただちに全面撤退して、今後1年間は相互に攻撃しない、くらいの条件は必要です。
イスラエルは、そこまでの譲歩はしないでしょう。元々着地点の難しい交渉だったが、バイデン政権が楽観的な見通しを発表し続けただけに落差が生まれてしまった。アメリカの仲介能力の著しい衰えだけが目立つ結果となってしまった。