話題を呼ぶOpenAIの動画生成AI「Sora」、追いかけるライバルの動き
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動画生成AIはデモはいくつも出てきましたが、AI規制対応のためリリースには時間がかかっています。フェイクニュースやポルノ、誹謗中傷、残酷映像等の悪用を防ぐのが難しいようです。
学習データから除いたり、プロンプトを制限するのは、既に画像生成AIでも対策しています。しかし、あらゆる悪用を防ぐには十分とは言えないのでしょう。今年は生成動画の年になると見ていたのですが、早くも本命が来ました。
まだ一部公開の段階ですが、生成動画可動化を見分けるのはかなり難しいクオリティです。
音楽生成アプリのSUNO AIで一部音楽家が戦々恐々としたという報道がありましたが、今回のニュースで動画クリエイターも脅威に思う方がいるレベルだと思います。
高い機材や撮影テクニックが無く、モデルを雇わなくても、プロンプトの書き方次第で最高の動画を作ることができるようになります。
しばらくは、おもしろ動画として危険行為の動画が拡散し、それを真似て事故になるようなことが起きるように思うので、注意も必要です。【Sora公開から見るOpenAIの今後の戦略は○○】
Soraは単なる動画生成AIでなく、「実世界のシュミレーター」であることに気づくとOpenAIの狙いが見えてくる。
実際にテクニカルレポートにも言及されているが、
・ハンバーガーを食べると歯型が付く
・Minecraftのゲームの仕組みを再現
・カメラを360回したの3D空間の生成
など物理やゲーム世界の法則を再現できている。
Soraは学習素材動画から物理法則を学習していると言われている。
(厳密には高精度の動画を出力する為に、物理法則を学んでしまったが正しい。)
※最近Metaが発表した動画を「見て」学習するアーキテクチャ「V-JEPA」的なイメージと理解している。
勿論、今すぐにUnreal Engineのようなゲームエンジンにはならないが、今後そうなる可能性もある。
(正に今のSoraがGPT-3誕生の瞬間。そこから3年後にGPT-4が公開され、世界が変わったと同じ軌跡を辿るだろうと予想。)
少し、脱線したが、OpenAIは今後仮想世界の構築を目指していくと私は考えている。
つまり、メタバース領域への進出。
OpenAIはそれを高次元で実現する技術の一歩を既に持っている。
例えば、「ゴーグルをつければ、現実と全く違和感のない仮想空間に没入できる」など。
そういったエンタメ領域以外にも現実世界の気候変動予測、土地開発、環境汚染などのシュミレーションも可能になる。
如何せん、私はSoraの公開でこの世界のコピーを作れると確信した。
何年後になるかは不明だが、メタバース(仮想空間)で過ごす時間が増えることは間違いないので、その未来を頭の片隅に入れることは大事かも知れない。
そうなると今の物理世界で価値のある「不動産、土地、お金、健康」などの価値が薄れていく。
どこかのタイミングで世界がひっくり返るパルプンテが起こるかもしれない。