2024/2/18

【深層】時給はわずか160円。「ロボット店員」が日本を埋め尽くす

NewsPicks 副編集長
妙なかわいらしさを振りまく「ネコ型ロボット」が、日本各地で増殖中だ。
ドラえもんではない。ファミリーレストランなどで料理を運ぶ、配膳ロボットである。
2021年にファミレス大手・すかいらーくグループが導入を始めると、またたく間に広がった。
導入当初こそ、人間の店員たちは見慣れぬロボットの“同僚”の登場に戸惑いを見せていた。通路にいるロボットを邪魔とばかりに押したり、かち合ったりする様子も見られた。
しかし、月日が経つにつれて、ロボットと働く職場の形も見えてきた。今や配膳はロボットに完全に任せ、ホールにはほとんど人がいないというファミレスもある。
そんな配膳ロボットの市場が大いに盛り上がっている。仕掛け人は、中国のスタートアップだ。
そんな彼らの開発の裏側や、日本全国の「ロボット化」の現場を追った。
INDEX
  • ロボット店員、まだまだ増えます
  • 配膳ロボでも「中国勢」に存在感
  • ロボットを買うだけじゃダメ
  • スタートアップ、相次ぐ日本進出
  • 活躍の場は、飲食店だけじゃない

ロボット店員、まだまだ増えます