創価大が謝罪 出雲駅伝出場のケニア人留学生がドーピング違反 榎木監督「指導・監督が行き届かず」 出雲成績は失効 経緯説明 7月にケニア帰国で購入した薬が要因か【全文】
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注目のコメント
ドーピング検査は経緯に関わりなく、結果をもって処置が下されるので、こういうことでした、という説明にあまり意味はありません。
ただ、すごく不自然だと感じました。
ケニアから日本に陸上で来るような選手はほぼ、自分や家族の生活を賭けてやってきます。走れなければ、実際この選手はケニアに帰国しているように、その道が絶たれるのです。ドーピングに関する知識もあり、指導も受けているはずです。
そういう選手が、「友人に風邪薬購入を依頼し、成分も確認せずに服用した、結果ドーピングにかかってしまった」というのは、よっぽど軽率だった?いや、生活を賭けてやっていて、そんなミスをするでしょうかね?
また、所属チームは暗に「母国帰国中だから、我々の責任の及ぶ所ではないよ」というアピールをしたいように見えます。
最初に書いたように、ドーピング検査は結果が全てです。
処分が下った以上、こうして明かされた「経緯」について、公式に更に追及されることはありません。
ただ、読んでみて
「本人の意図的行為ではないし、指導陣や大学も把握できない(=責任がない)」という形を整えた話だな、という印象は拭えません。ナンドロロンを摂取すると赤血球が増えるそうなので、持久能力が上がって長距離で有利になるのでしょう。
「2時間で走る(エド・シーサ著)」で、ケニアではイテンなどランニングが盛んな場所ではいろいろな薬物などが手に入り易い、というお話しが書いてました。不良医師が処方したり、関係者が病院から盗んできたものを売りさばいたり、ケースはまちまち。今回は薬局で買ったという話しですが、本当かどうかは分からないですね・・・。
創価大としては苦しい弁明というか、「本人は故意ではない」「管理できない場所でおこった」などの記述を見ると他に影響しないようにという意図が見えるリリース。トカゲの尻尾を切ってでも、他に波及させたくないんでしょう。ただ、新興校から常連校に仲間入りしそうな位置まで来て、新しい寮を10億近く掛けて建てた創価大にとっては大きなダメージでしょう。スカウトなどに響くかもなぁ・・・。