【衝撃】フェラーリの聖地が「時速上限30km」になった
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昔スペインを歩き旅行していたところ面白イタリア人の三人組と遭遇、何の因果かそのまま1000km余りを一緒に完歩する珍道中となったことがあります。
その後ボローニャに出張する機会があって、そこに在住の一人に連絡。スペインでは子汚い巡礼宿でノビノビしていた彼もボローニャでは名家の実業家。「ボローニャの街を案内するから」と迎えに現れた際もビシッとしたスーツ姿で正直ビビったわけですが、
乗ってきたのはフェラーリではなく、スクーターでしたね(笑)
そのまま二人乗りであちこち連れて行ってもらったのですが、そもそもボローニャの旧市街は他のイタリアの歴史都市と同様に非常に路地が狭い。フェラーリ飛ばすよりスクーターで2ケツの方が合理的なわけです。
今回のボローニャの30km/h制限(Città 30)のホームページを見ても環状通内の旧市街は以前から30km/h制限。今回制限に加わるのはその外側のどちらかというと住宅地区で、自動車通勤者から怒りの声が上がるのは理解できますが、そもそもはフェラーリをかっ飛ばせる地区でも無いような気がします。
https://www.bolognacitta30.it/
というわけで記事タイトルに若干偽りありとも感じるのですが、記事にもあるように気になるのは欧州議会選挙を前にして右派のローマ政府と左派のボローニャ市の間の政争の具になってはいまいかという事。ボローニャのCittà 30も元々は交通省の方針に従って昨年に計画が定まったものの、今年に入ってサルヴィーニ交通大臣が急にクレームつけ始めたという経緯があるそうです。
この種の市街地の道路制限はイタリアに限らず欧州の各国に広がりつつあるわけですが、今後はこれも他の環境重視の政策同様にwokeなアジェンダとして右派から攻撃されるようになるのかなと。今週のWISE LIFE(かしこく 生きる)では、The New York Timesの記事をお届けします。フェラーリやランボルギーニの聖地、イタリアのボローニャ市でスピード制限を設ける法律が制定されました。速く走れないのであれば、スーパーカーの今後はどうなってしまうのでしょうか。