2024/2/12

【落日】グーグルが「輝き」を失った真相

The New York Times

NewsPicksでは毎日、世界のトレンドの背景を追うシリーズを開始しています。月曜日は「Must Read（今週のビッグテーマ）」です。

INDEX

• 「ああ、クビになったんだ」
• 壊れるクリエイティブな文化
• オフィスは半分空っぽ
• 中核エンジニアリングも削減
• 「実験プロジェクト」は全部変更

「ああ、クビになったんだ」

昨年10月のある日、ダイアン・ハーシュテリオの同僚が、昼食を終えてオフィスに戻ろうとしたときのこと。

会社のIDカードを何度かざしても、ゲートが開かない。

グーグルのオフィス（写真：Sophie Park for The New York Times）

クビになったんだ──。その同僚はすぐに悟ったという。

コメント

選択しているユーザー

• 森川 潤

  NewsPicks NY支局長

  ・2024年02月12日

  直近のGemini Advancedの公表が衝撃を呼んでるグーグルですが、断続的に実施されるレイオフもあってネガティブなニュースも増えています。その真相に迫ったレポートです。

注目のコメント

• 清水 勝彦

  慶應ビジネススクール 教授

  ・2024年02月12日

  知人に聞くとピチャイCEOの評判は芳しくありません。そして、経営学的に言うと小規模レイオフを繰り返すのは最悪。この記事にあるように「次は誰？」と疑心暗鬼になり、モチベーションがだだ下がりになるからです。カットオフラインを設けてそれを下回った部門から継続撃にレイオフするのが効率的に見えますが、人間の心情的にはまとめてやることがベストです。その意味で、ズッカーバーグCEOはうまくやっていると思います。
• 倉嶌 洋輔

  （株）Focus on 代表取締役 ／『AI時代のキャリア生存戦略』著者

  ・2024年02月12日

  Googleで働く友人も従業員に優しい会社ではなくなってしまったとこぼしていました。
  
  「新しいプロダクトやサービスを開発する社内インキュベーターの「エリア120」が廃止され、「ムーンショット工場」の異名をとる部門Xの戦略も変更された。」と記事にあるように、大企業病とも取れる変化が起きています。
  
  スターバックスに悪い変化が起きた時、創業者のシュルツが経営者の立場で戻ってきてエンジンを再始動したので、Googleでも文化を取り戻すために同じことが必要なのかもしれないと感じました。