芦原妃名子先生のご逝去に際して
小学館
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唖然とした。
小学館の編集部の声明。
「弊社からドラマ制作サイドに意向をお伝えし、原作者である先生にご納得いただけるまで脚本を修正していただき、ご意向が反映された内容で放送されたものがドラマ版『セクシー田中さん』です」
なぜ、芦原さんが、納得していたと、意向が反映されていたと、第三者の編集部が言い切れるのか?
日本テレビの声明にまったく呼応するもので、ドラマ制作に落ち度はなかった、編集部に落ち度はなかったと言い切っている。
だったらば、なぜ芦原さんは、9話、10話を自分で書いたのか?そして自死を選んだのか?
辻村深月さんが小説『ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ』のドラマ化の際に、やはり脚本と進行に危惧をいだいたのをうけて、進行していたドラマを白紙撤回し、テレビ局から6000万円の損害賠償をうけた講談社の編集部となんたる違いだろう。
ちなみに講談社に対する提訴の請求はすべて棄却された判決が出ている。