“古都の混迷”の結末は 2024京都市長選挙
コメント
注目のコメント
京都の真ん中で生まれ育ち、通産官僚と参議院議員として国の政策の中枢を歩み(ご一緒しました)、慶應の教授として教育にも身を置いて(ご一緒しました)、自民・公明・立民・国民が推薦し、現職の市長も知事も支援する松井孝治さん。
に対し、共産党がここまで肉薄する京都。
推薦各党の議員や現職の市長に知事も陣取る二条城前の本部を見に行ってましたが、開票を待つあいだキツい空気でした。
厳しい視線の中での船出です。京都のこと、よろしゅうに、おたのもうします。業界的には注目度の高かった京都市長選挙。過去の経緯や今回の流れについて、NHK政治マガジンの記事が一番わかりやすくまとまっています。
記事中に
「始まってみれば、いつもの京都の選挙だ」
という京都府の幹部の発言が紹介されていますが、政令指定都市の市長選挙や都道府県知事選挙のように、有権者数が100万人を超える規模の選挙では一般的に「構図」が勝敗を左右すると言われます。
構図とは、
・各政党がどの候補を支援するのか
(+労働組合をはじめ各種団体がどの候補を支援するのか)
です。
京都市長選挙では、約35年にわたり「非共産 対 共産」の構図で主要候補の激戦が続いてきました。
「非共産」の部分で、国政の与野党(自民・公明・立憲)が相乗りすることへの批判もありますが、今回も「非共産」が推薦する松井孝治候補が当選されました。
もちろん。選挙は構図だけで決まるものではなく、候補者の魅力や陣営の活動も重要です。しかし出口調査の結果を見ると、各政党別の支持層は、一定程度それぞれの推薦候補に票を投じていることからも、やはり「構図」が勝敗を左右する面は大きいと改めて感じました。京都市長選挙の特殊事情、今回の選挙の特殊事情が
分かりやすくまとめられています。
今回の選挙は結局、共産vs非共産になりましたが、
自民党の一部が離反していた事に加えて、
村山さんはどちらかといえば非共産の票を食うので、
共産にチャンスがあったように思います。
それが蓋を開けてみれば1万票差。
一部メディアが言うほどの「接戦」ではなかったように
感じております。
原因は、共産党の得票数が硬直的な点が大きいと思います。
以外が4年前との共産党系候補の得票数ですが、
ビックリするぐらいにほぼ同じです。
2020年 福山和人 161,618票
2024年 福山和人 161,203票
なので、非共産党系がきれいに割れない限り、
共産党系候補の勝利はむつかしそうです。