米大統領補佐官 イランが関係する勢力に「さらなる措置行う」

コメント

注目のコメント

• 鈴木 一人

  東京大学 公共政策大学院教授

  ・2024年02月05日

  事前に攻撃を警告することで、親イラン勢力に対応の準備を促しつつ、国内向けには対処していると言う姿勢を見せる。しかし、空爆やサイバー攻撃以上のことをするつもりはない、と言うメッセージでもある。
• 塩崎 悠輝

  静岡県立大学国際関係学部 准教授

  ・2024年02月06日

  イラクのシーア派武装勢力というのは、実態としては何人かの首領たちが率いるいくつかの集団で（公式にはイラク政府の正規軍の一部）、各個でそれぞれ行動しています。
  　いずれもイランから兵器を供給されて、米軍とイスラエルを中東から追い出すと言っていることには違いはありません。
  
  2月2日に米軍がシリアとイラクで空爆を行った後も、イラク人のいくつかのシーア派武装勢力は、連日、シリアに駐留する米軍の基地を攻撃しています。
  　米軍の空爆くらいでは、これらのシーア派武装勢力を殲滅することは不可能なので、米軍への攻撃は今後も毎日のように続きます。
  　いずれまた米兵の死者が出れば、米軍は報復せざるをえないでしょう。しかし、空爆くらいでは何も変わりません。
  
  イエメンのフーシー派もそうですが、米軍の空爆くらいでは攻撃はやめないので、米国はより根本的な解決を試みるか、この地域から撤退するかを迫られることになるでしょう。