米 1月雇用統計 +35.3万人 市場予想大きく上回る
TBS NEWS DIG
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非農業部門雇用者は月毎の変動が激しい為、通常は3ヵ月程度の移動平均で観測します。その点、昨年8月以降、概ね20万人ペースで安定していたのですが、これで29万人に跳ね上がりました。また、今後のインフレを考える際、労働参加率の上昇にこれで2ヵ月続けて歯止めがかかった点も気掛かりです。この数値が上がらなかったり、低下する場合、総じて労働市場が売り手市場となり、賃金上昇を通じたインフレ圧力となるからです。いずれにしても利下げの必要性が高いとは全く言えず、早くて5月に地均し(事前の宣言)、6月利下げ開始が最速シナリオでしょう。現在、市場は5-6回の利下げを織り込んでいますから、この見方が修正を迫られる局面でドル高圧力が生じます。
1月は悪天候を理由とした就業不能者が55.3万人と、平年よりもかなり多かった。仮に天候が平年並みならびっくりするほど雇用者数は伸びていたことになる。3月の米利下げの可能性が大幅に後退したので、日銀関係者はほっとしているだろう。
#米雇用統計