ガザ南部でハマス旅団を解体、戦闘員1万人殺害＝イスラエル国防相

[エルサレム １日 ロイター] - イスラエルのガラント国防相は１日、パレスチナ自治区ガザ南部のハンユニスでイスラム組織ハマスの旅団を解体したと発表した。

声明で、イスラエル軍はこれまでにパレスチナ人の戦闘員１万人を殺害し、さらに１万人を負傷で戦闘不能にさせたと指摘。「われわれはハンユニスで任務を達成しつつある。また（ガザとエジプトの境界にある）ラファにも到達し、われわれを脅かすテロ分子を排除する」とした。

コメント

注目のコメント

• 塩崎 悠輝

  静岡県立大学国際関係学部 准教授

  ・2024年02月02日

  10月以来、ガザ地区で殺害されたパエスティナ人はおよそ2万7000人ですが、その内、何人がハマースの戦闘員で、何人がそうでないのかは、おそらくイスラエル政府にもごく部分的にしかわからないでしょう。
  
  イスラエル軍のガザ地区掃討作戦は、ハマースの一大拠点であるガザ地区南部の都市、ハーン・ユーニスで一段落し、次はガザ地区最南端の都市、ラファに向かいます。
  　ラファはガザ地区とエジプトの国境でもあり、北部から徐々に追いやられてきたガザ地区住民数十万人がテント生活をしている過密状態になっています。ここで掃討作戦などやれば大変な数の巻き添えが出ますが、どうするのか。