ミャンマー軍「非常事態宣言」を再び延長 総選挙も先送りへ、戦闘激化で情勢は悪化の一途 クーデター3年
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注目のコメント
非常事態宣言下では、総選挙は実施できません。
国軍は、国軍主導により国軍が勝利する総選挙を実施して、国軍による統治の正統性を示したい意向です。
しかし、反国軍の各地の武装勢力が国土の相当部分を統治下におき、その領域を拡大している現在、国軍お手盛りの総選挙であっても、総選挙を実施した、と主張するのは無理です。
とりあえず、6か月間は非常事態が延長されました。
国軍のクー・デタから3年が経った今日、スーチー派の国民民主連盟(国民統一政府)は、
・新憲法の制定
・新連邦政府の準備
のために、「連邦制民主同盟」の結成を宣言しました。
一部の少数民族勢力がこれに参加しています。
各地の少数民族勢力が攻勢に出ていますが、自立割拠を目的とする民族勢力もあり、これらの連携と「統一された連邦制の民主的ミャンマー」という共通の目的に統合できるかどうかが、反国軍勢力の課題です。