2024/2/1

【強い】コロナ一転「過去最高益」ANAはどうV字回復したのか

NewsPicks編集部 編集者/記者
世界を震撼させた新型コロナウイルスが流行してから4年が経過した2024年、打撃を受けた産業にも活気が戻ってきた。
その影響を受けた企業の「代表選手」とも言えるのが、ANAホールディングス(HD)だ。
1月31日に発表した2023年4〜12月期決算は、営業利益が前年同期比2.1倍の2101億円と、過去最高をたたき出した。
さらに同日公表した通期の業績予想も、営業利益は過去最高益の1900億円と見込んだ。
コロナが明けたとはいえ、航空需要は国際線でコロナ前の7割弱、国内線で9割弱と、需要が戻りきったわけではない。
それで、なぜこれだけの利益を出せるようになったのか。
コロナでもがき苦しんだ時期を乗り切った、地道な取り組みや、ANAならではの企業カルチャー、そしてJALとの違いとは。
社内や、専門家への取材を交え、復活劇と今後の成長のカギを明らかにする。