海外株投信、23年過去最高 新NISAで個人購入増も
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日本人が海外株を買い、外国人投資家が日本株を買う、ちょっと不思議な光景になっています。日本人と外国人で金融リテラシーや相場観はどっちが良いかの勝負ですね。過去の成績は圧倒的に外国人投資家の方が上だと思います。こういう現象から教訓を得るのも日本人の金融リテラシー向上のコツだと思います。
円安で過去3年の成績が4~5割ぐらい上乗せされているので、それを経験、あるいは見聞きした投資家が引き続き海外株に流れるのはごく自然なことです。
「日本円フィルター」恐るべし。
現地通貨ベースで成績を比較すると日本株は悪くないので、そこに気付いている投資家は淡々と日本株(個別、アクティブ、インデックス)を買っています。こうした海外株式投信残高の増加には、インデックス型投信の広まりが一役買っていると考えられます。
アクティブ型投信では、国内資産を運用対象とするファンドより、海外資産を運用対象とするファンドの方が購入時手数料や信託報酬が高くなる傾向にありますが、インデックス型投信では、そういった運用コストがアクティブ型投信より格段に安く、運用対象による差も小さいです。
今後も、低コストかつ分かりやすいインデックス型投信は選ばれやすいと考えられ、インデックス型投信の広がりを通じた海外株式投資の拡大が期待されます。