政府・日銀、CBDCの連絡会議を初開催 課題洗い出しへ
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CBDCをめぐっては去年12月に財務省が設置する有識者会議が論点取りまとめを行なっています。そこでは、①日銀と市中銀行の役割分担、②CBDCと他の決済手段との分担、③利用者情報の取扱いとセキュリティ確保などが議論されており、これらについて日銀ともこれらの論点をすり合わせるのだと思います。現時点で日本政府としてCBDCの導入を決めているわけではないものの、とりわけ他の欧米諸国の動向を注視しつつ、実務レベルの議論を重ねておくことは重要です。
財務省「CBDC(中央銀行デジタル通貨)に関する有識者会議」取りまとめ
https://www.mof.go.jp/about_mof/councils/meeting_of_cbdc/cbdctorimatome.html
注目のコメント
CBDCの検討、議論の中間報告的な位置づけになるのでしょうか。
まだCBDCの概要や役割は明らかになっていませんが、既存の金融機関の信用創造機能や金融仲介機能が低下することで、民業圧迫にならないような仕組みとして整理していって欲しいですね。課題は色々とありますが、結局は何を目的にするのかを決める必要があります。
まずは台帳モデルとトランザクションの形式をどうするかという点。スピード、透明性、セキュリティなどに影響してくる。
また、CBCDが社会に受け入れられる為には、利便性、コスト、プライバシーの問題もある。世界初のCBCDはフィンランドのAvantだったがコストや使い勝手が悪く消滅してしまいました。