SOMPO桜田氏が引責辞任、「痛恨の極み」と謝罪-不正請求問題
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損保ジャパン代理店の一員です。
僕が接する損保ジャパンの支社/支店の社員さんは真面目にお客さんのことを考えている立派な方々がほとんどです。
しかし、本丸から指示されていた、あの重箱の隅を突くようなコンプラチェックは何だったのか、と思います。
本丸に務める人たちは価値観が一般社会とズレているとしか思えないことも度々ありました。
例えば、五年ほど前、火災保険料が段階的に値上がりしていた時期、大きな台風災害が起きて、僕のお客さまも被災されました。保険金請求が嵐のように押し寄せ大変な状態でした。代理店と事故受付部門ではFAXが主流だったため、各案件の進捗具合のトラッキングが出来ておらず、確認しようすると「そのような案件は受けつけていません」と言われる始末。メールで連絡さると「メールは確認しないので返信が遅れました」と平然と。
僕としては、自然災害リスクの増加に伴って保険料値上げをお客様にお願いするのであれば、災害時の事故処理をスムーズに行う体制を整えるべきであると、旧来のやり方で捌けないならデジタル化するなりして変えないといけないだろうと、考えます。それを部門の担当者に伝えたところ、クレーマーとして認識されたのか鼻で笑われました。
その他、一見、デジタル化して効率を高められそうなことが今でも割とそのままだったり、煩雑な手続きも多く、50箇所以上を間違えなく記入しないと手続きが進まず、そのチェックに人員が割かれている事も考えると、その分の人件費もお客様の保険料に載ってるんだろうな、と思えたりもします。
バカバカしいのでもう代理店を辞めようと思います。
それくらいしんどい出来事でした。
注目のコメント
記者会見は三時間に及びました。
この記事の書き振りはあまりにももわっとして、
これを読んだだけでは、今回の「処分」の重さが伝わらないと思うので、全編をそのまま見ることができるYouTubeのリンクを貼っておきます。
要は、白川社長の突然の辞任会見の時に、まるで人ごとのように振る舞っていた櫻田さんの態度こそが問題だと金融庁と第三者委員会からはっきりいわれて、それに反論出来なかったということだというのが、これをみたらわかるはず。
きちんと仕事をしていない金融機関のトップに対して、金融庁はとても厳しい。それがよくわかると思う。再発防止策の策定に櫻田さんが関わらないことを問題視する一部意見もあるようだが、むしろそれは当然で、金融庁や東証は問題を引き起こした責任のある前経営陣の徹底排除を求めたはず(今回のような事案ではそれが普通)。これは、監督官庁が正常に機能したということで、それ自体、金融システムの利用者である国民にとっては朗報と考えるべきことです。
・会見動画
https://www.youtube.com/live/JsKpog-k_8o?si=3IrN0znx4oIKghxB
・金融庁業務改善命令
https://www.fsa.go.jp/news/r5/hoken/20240125/20240125.html会見に参加していました。
櫻田さんは記者らの厳しい質問にも気色ばむことなく、淡々と受け答えされていました。
私は損保業界全体の信用回復と「お客様に寄り添う」とはどういうことか質問しました。石川新社長の取り組みとリーダーシップに期待したいものです。ご本人にとってはクビになるわけですが、痛恨でしょうが、会社としては、テヘペロの業務改善命令で、なんの痛みもないでしょう。本気なら、半年くらい新規営業禁止の業務停止命令でないと。
首が一個転がっただけ、ですね。損保業界は。さすがの政治力です。