2024/1/25

【実録】スマホをガラケーに変えたら人生変わった

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NewsPicksでは週7日毎日、世界のトレンドの背景を追う連載シリーズを開始しています。木曜日は「The Next Big Thing(次のテクノロジー)」です。
INDEX
  • スマホ、あえてやめてみた
  • 故きを温ね、新しきを知る
  • 「フリップフォンの2月」
  • フリップフォンに変えてよかったこと
  • 悪い習慣をやめる

スマホ、あえてやめてみた

この時期になると、会う人皆から「新年の抱負は?」と聞かれる。
要するに、去年一番嫌だったことは何かと聞いているのだ。
私の場合、それはスマートフォンとの付き合い方だ(私は自分のiPhoneに「第三の手」という名前を付けている )。
「スクリーンタイム」に表示される1日の平均使用時間は5時間以上になっていた。
もちろん、そのうちの一部(あるいは多く?)は人生を実りあるものにするための時間だ。
(Generated by Midjourney)
仕事あるいは家族とのメールのやり取り、ニュースを読む、遠方の友人と連絡を取り合うなど、やむを得ない目的のために使われた時間もある。
とはいえ、iPhoneの「スクリーンタイム」には、端末を手にした回数は1日100回以上と表示されていた。
それがわかると、不摂生をした自分に対する嫌悪感のようなものを抱くようになった。
ワインを飲みすぎたり、酸っぱいグミを一袋食べきったり、ポーカーゲームで自分の思い通りにプレイできず、イライラしたあとに残るあの嫌な感覚だ。
そこで昨年の12月、思い切って端末を変えた。
1300ドル(約19万円 )の「iPhone 15」をやめて、108ドル(約1万6000円)の折りたたみ式携帯電話「Orbic Journey(オービック・ジャーニー)」にしたのだ。
(Orbic)